ヨガ・シャラ たか の"幸せになるレシピ"

札幌のヨガ瞑想インストラクター細江たかゆきのブログ

アーユルヴェーダとヨガ

f:id:yogashala-taka:20171030221945j:plain

「ワイルドだろぉ〜?」ではありませんよ。

れっきとしたアーユルヴェーダDr. Manoji

昨日Dr.&私たかの呼吸法WSを行いました!

場所はスパイスダイニング「チャンダマ」。オーナーにはいつもお世話になっております。

f:id:yogashala-taka:20171030223736j:plain

「呼吸法は癌の予防と治癒にも効果が認められます。」

Dr.のお話は数多くの臨床経験から、確信に満ちていて、なおかつシンプルでとてもわかりやすい。

 

以前から興味のあった脈診について質問してみました。

3本の指先で、手首の脈に触れるだけでさまざまなことがわかるそうです。

「その人の体質、性格、疾患、スピリチュアリティについても…」

スピリチュアリティって、前世とか、守護霊とかわかるのかな?まさかね!

もっと、いろんなことを聞いてみたかったけど、今回は時間切れ。

 

Dr.いわくアーユルヴェーダとヨガはコインの裏表のようなもの

アーユルヴェーダとヨガ両方ともに必要なものであるとのことで、今後も僕らヨガテイーチャーと連携して、アーユルヴェーダとヨガを広めて行くことを約束してくれました。

早くも次回の来日が楽しみですね!

f:id:yogashala-taka:20171030224050j:plain 

この日は、通訳を務めていただいたMidoriさんの誕生日でした。

日々のヨガの修行で若さを保っている彼女、年齢を公表したくてウズウズしていましたが、「何歳になったんですか?」とは誰も聞いてはくれませんでしたね…。

○○歳のお誕生日おめでとう!

骨から学ぶ(解剖学ではなく)ヨガ哲学

「バリは生きている」「バリは、ハタ(ヨーガ)を行じるには、霊気が強すぎるのだ。」
 
伊藤武先生の『図説ヨーガ大全』に書かれている言葉です。


そう、まさしくこの本に書かれている通り、バリは「精霊の満ちあふれる島」
その伊藤先生の強力なオススメがなければ、決して訪れることはなかったであろうトルニャン村。ここでは世界でも稀な風葬を見ることができます。
神木タムルニャンのもとでは、遺体が腐らずに白骨化していく…。これが本当なのであれば、まさしくバリの精霊の仕業なのでしょうか?
その真偽を確かめるべく、今年3月にトルニャン村を訪れてみました!

f:id:yogashala-taka:20171029215758j:plain

さっそく、たくさんのドクロがお出迎え。思ったより気味の悪さはなく、苔むした緑色が美しくさえ感じられます。
直近では数週間前に亡くなった方の遺体もありました。どうやらまだ太腿などの肉は残っていましたが、全く腐敗臭はしません。
神木タムルニャンのおかげなのでしょうね。

f:id:yogashala-taka:20171029220341j:plain

もちろん、そのタムルニャンのもとで瞑想したり、触ったりして、そのパワーをいただいてきましたよ!
こんな神聖な場所にもゴミの山が…。ん!?よく見ると、ゴミに混じって人骨がいっぱい!
そうなんです。なんと頭蓋骨以外は、ゴミと一緒に山積みにされているんですね。
興味津々で、解剖学で習った、大腿骨、肩甲骨など、有名な骨を発掘すべく、ゴミの山の捜索を開始。同じ部位の骨でも、男女で随分大きさが違います。

f:id:yogashala-taka:20171029220613j:plain

そうこうしている内に、関西からの観光客と合流。医大生のグループです。
その内の一人の男の子が、僕が発掘した頚椎を見て「超かっこいいっすね!これ、ヤバイっす!」
仙骨を見つけると「これはカルシウムが足りてないっすね。」「僕、第2頚椎に興奮するんですよ!」などなど。超マニアックな骨談義に花が咲きます。
ガイドが言っていました。「この場所で、こんなに盛り上がったのは始めてです。連れて来て本当によかった!」

 

 

バリ人は、インド人と同じように生まれ変わりを信じています。肉体は魂の乗り物に過ぎない。
僕らもやがてはこの骸骨と同じようになってしまう。怒りや嫉妬、苦しみや悲しみに悩んでいる時間はもったいない。儚い人生なのだから、いまを思いっきり楽しみ、一人でも多くの人にヨガの教えを伝えていきたいな。
改めて、そんなことを実感させられる体験でした。
伊藤先生のおかげです。本当にありがとうございます。
 

そんな伊藤先生のWSが開催されます。

 伊藤武『マルマヨーガ12回講座』2017/11/23-11/27 | 札幌ヨガスタジオ ヨガ・シャラ Yoga Shala Sapporo

 

ヨガの聖者パタンジャリの生まれ変わり?

f:id:yogashala-taka:20171027220939j:plain

大腿骨を持って笑う男。決して頭がおかしくなった訳ではありませんよ。

僕のヨガのルーツであるバリ島。もう十数回訪れました。小さな島なので、当然、有名な観光スポットは行きつくしました。ある一か所を除いて…。

 

トルニャン村

 

現在でもとても珍しい"風葬"が見られる村。

世界でただ一本しかないという神木タムルニャンの側に遺体を安置しておくと、腐敗しないで白骨化していく。その様子を間近に見ることができる場所。

とても興味深いが、不気味でもあるため、バリ島フリークの僕でも決して訪れることはないと思っていました。あの男に出会うまでは…。

 

伊藤 武

 

ヨーガの伝説の聖者パタンジャリの生まれ変わりか!?とまでいわれたこともあるという、インド人よりもヨガに詳しいインド・ヨガ学の研究家。
一昨年から、ヨガ・シャラでも講義をしてくださるようになり、僕も毎回参加させていただいております。ヨガの知識は世界一ではないでしょうか?僕のヨガに対する疑問に全て答えをくださいます!

若い頃から数十年、インドに通い続けた伊藤先生が、今は毎年バリ島を訪れるのだという。
「もし、行ったことがないのであれば、ぜひトルニャン村に行ってごらんなさい。オススメです!」
僕らの馴染みの体を動かすヨガ「ハタ・ヨーガ」。その起源は尸林(しりん)と呼ばれる墓場にあります。バリ島トルニャンではその一端が垣間見られるのだと言う。

大先生にそこまでオススメされては、バリフリーク、ヨガフリークである僕にとって、行かない理由は見当たりません!

今年の3月訪れましたよ。憧れのヨガの聖地(?)トルニャン村。
そこで見たものは果たして…。

 

つ  づ  く  (かな?)


伊藤武先生、またまたヨガ・シャラで講義をしてくださいます。

伊藤武『マルマヨーガ12回講座』2017/11/23-11/27
単発受講も可能です。ぜひご一緒にヨガの真髄を学びましょう!

伊藤武『マルマヨーガ12回講座』2017/11/23-11/27 | 札幌ヨガスタジオ ヨガ・シャラ Yoga Shala Sapporo

1分間に4回の呼吸で200歳を目指そう!?

 

f:id:yogashala-taka:20171025000506j:plain

ヨガの科学によると、全ての生物が一生の内にすることができる呼吸の数は決まっているそうです。
呼吸がゆっくりな生き物ほど、寿命が長いのです。
以下の生き物の、寿命と1分間の呼吸数をご覧ください。

                寿命               呼吸数/1分間
マウス      2年                 60〜200回
犬          12〜20年            20〜30回
ゾウ亀    100年                 4〜5回
(現在185歳の亀が生きているそう!過去には250歳というものも!)


人間の呼吸数は1分間に15回

 

ヨガのテキストによると、健康な人の1分間の呼吸数は平均15回。
疲れやすく、ストレスを感じる、不安や心配がある人は、ぜひ呼吸をチェックしてみてください。
どうですか?20回以上は要注意かもしれません。自律神経が乱れています。
忙しい現代社会では、仕事や人間関係のストレスから、交感神経が優位になりがち。知らず知らずのうちに、過緊張になりがちです。

 

 

プラーナーヤーマ(呼吸法)で呼吸を整えよう!

 

古代のヨガ行者はゆっくりとした呼吸が大切であることを発見しました!
呼吸は人生の質や寿命に影響します。
ゆっくりとした呼吸が大切であることを発見した古代のヨガ行者は、呼吸を遅くするテクニックを開発しました。
その一つがプラーナーヤーマ(呼吸法)です。
簡単な呼吸法を一つご紹介します。特別ですよ!

 

 

鼻から4秒で吸って、口から8秒で吐く。


これだけです。
試しに、まず1分間の呼吸数を数えてから、この呼吸法を1分間行ってみてください。
その後また呼吸を数えて、最初と比べてみてください。
どうですか?呼吸数少なくなっていませんか?

ヨガのポーズや瞑想はなかなか続けられない方、ぜひ呼吸法を習慣に取り入れてみませんか?心が落ち着きを取り戻し、人生が変わるかもしれませんよ。

 

呼吸法WS開催します。
毎日できるオススメの呼吸法もご紹介します。
前回のWSでは、終了後に1分間の呼吸数が4回以下になった方もいらっしゃいましたよ!
カメのように長生きできそうですね!

www.yoga-shala.jp

カルマヨーガを広めよう!

f:id:yogashala-taka:20171022233613j:plain

この写真の彼女にピンと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうです。大ヒット曲『secret base 〜君がくれたもの〜』で一世を風靡した元ZONEのMaiさん。現在はヨガ講師としてヨガ・シャラでも指導しています。
なんと、この度、晴れて教壇デビュー。

「仕事の魅力を中学生に伝える!」というイベント。
医師、警察官、農業者、美容師に混じって、ヨガインストラクターとして、堂々のエントリー!ボランティアでの講演。カルマヨーガです。
Maiさんは忙しい中、月2回のボランティア活動「子ども食堂」の運営も欠かさない、真のヨギでインストラクター。

「夢は見るものじゃなく叶えるもの。叶うもの。」
不安や疑いを手放し、自分を信じて、周りを信じる。今、この瞬間を精一杯生きてけば夢は現実にかわるよ。
日々カルマヨーガを実践しているヨギである彼女らしいお話に、中学生たちも興味津々。

 

f:id:yogashala-taka:20171022115936j:plain

 

「ずっとやり続けた音楽をやめて、次に進むのは勇気がいりませんか?周りに反対されませんでしたか?」女子のシビアな質問にも誠心誠意答えます。

「音楽は人生を賭けて死ぬ気で頑張ってきて、もうやり切った。悔いはないと思ったから、辞めたよ。大きな物を手放すとまた違う何かが自分に訪れてくれる。それが私にはヨガでした!


死ぬ気で成し遂げた栄光を捨て去ることで手に入れたヨガの教え。彼女だからこそ伝えられるヨガがあります。これからもいろんな人にカルマヨーガの精神を伝えていってほしいな。


そんなMaiさんのレッスンはこちら。
ヨガシャラ大通スタジオ
○ 水曜日(第1.3.5週)18:30~19:30(ハタ・ラージャ・ビンヤサヨガ)
○毎週土曜日18:30~19:30(ソフトヨガ)

Maiさんのブログ

ameblo.jp

人差し指のメッセージ

f:id:yogashala-taka:20171021230545j:plain

リアルアウトレイジ!

料理中に人差し指を詰めてしまいました。わが家のシャラ君も心配そう。

 

f:id:yogashala-taka:20171021225919p:plain

しかし、ヨギはこんなことではへこたれません。
「この世の中のことに偶然はなく、全て必然。起きることには全て意味がある」のが古から続くヨガの大事な教え。
そこで、今回は「ヨギだったら指を切ったことにも意味を見出してみよう!」という、とても負けず嫌いな記事です。

 

ヨガ科学によると、指先は経絡(エネルギーの通り道)の出入口です。手の人差し指から流れるのは「大腸経」。当然大腸に影響を及ぼすと同時に、心にも作用します。
陰ヨガの第一人者サラ・パワーズ著「Insight Yoga」によると、大腸経のエネルギーは「勇気および畏敬の念とつながり、瞬間瞬間を貴重なものとして経験し、経験していることを受け入れる能力とつながって」いるそうです。

 

なかなか、素敵なメッセージじゃないですか?今の僕にはとても重要なテーマです。指を怪我しなければ、おそらくこのメッセージにふれることもなかったでしょう。
やはり、偶然はないのですね。

 

なんでもかんでも都合のいいように解釈しすぎですか?
いいんです!どんなシチュエーションでも心を楽にすることができるのがヨガの教えなのですから…。

スワミとヨギ

f:id:yogashala-taka:20171020222310j:plain

 オレンジ色はどんなシチュエーションでも目立ちますね!

f:id:yogashala-taka:20171020222342j:plain

スワミジの名は「ヨゲシャナンダ・サラスワティ」
スワミになる時に、親からもらった名前と苗字は捨て去り、スワミとしての新たな名前になるそうです。
サラスワティは苗字ではなく、「添え名」自分の属する僧団の名前です。
ちなみに、サラスワティの意味は「自然の英知」。
パスポートの名前に苗字が無いので、航空券を予約するのが大変だそうです。
スワミになると着ることができる服も生涯オレンジ色のみ。
オレンジ色は「放棄すること」の証。スワミは個人的なきずなや野心を放棄し、全人類に対する献身的な奉仕に身を捧げることを誓った人々。

 

僕の師匠が、「ヨガを志す人は、いつでも手元に置いておいて、何度も読み返してごらんなさい」とみんなに勧めていたパラマハンサ・ヨガナンダ著「あるヨギの自叙伝」。
僕の師匠がその本を引用して、よくお話ししてくれた「スワミとヨギの違い」を思い出します。


スワミは「清貧(所有物に対する無執着)と、純潔と、指導者に対する服従を誓う。」
「スワミはたいがい、脱俗者としての厳しい戒律に従った生活を送る。」

 

一方ヨギは「(ヨガ科学に基づく)科学的行法(伝統的な瞑想法)を行う者」「心と肉体を訓練して魂を解放する一定の段階的修行の道に従う」者。

 

僕の師匠はインドのスワミに憧れていたヨギ。現代の日本において、スワミのように世俗を放棄しつつ、ヨギとして生きた人。
しかし、師匠はよくおっしゃっていました。「僕らはスワミではない。ヨギとして生きましょう。」

 

スワミは現代社会においてとても尊い生き方だと思います。スワミとなるにはスワミとなるためのカルマ(過去の行い)が必須。
しかし、僕らは世俗の中での義務(Dharmaダルマ)を果たさなくてはならない。家族や友人などの人間関係や仕事を捨て去ることはできません。
なので、僕らが目指すのは「ヨギ」。世俗での義務を果たしながら、ヨガ科学に基づく行法を行う。
スワミもヨギも同じように尊い生き方です。
どちらも「本当の自分」「永遠の至福」に気づくための生き方。決して平坦なものではありません。

 

「スワミもヨギも、生きるって大変だなぁ。」と思う今日この頃。
今日も美味しくビールを飲んでいます!
「あるヨギの酒場放浪記」でも始めようかな…。

f:id:yogashala-taka:20171020222415j:plain