ヨガ・シャラ たか の"幸せになるレシピ"

札幌のヨガ瞑想インストラクター細江たかゆきのブログ

【聖者がやっていること】マウナ・沈黙の行で心を穏やかにする

こんにちは!ヨーガ講師のたかです。

ヨーガの教えに、私たちが心を浄化して自分の魂に目覚めるためのテクニックとして「マウナ(沈黙行)」というものがあります。

「マウナ」とは、ムニがやっていること。
ムニとはお釈迦様のこと。お釈迦様のことを「釈迦牟尼(しゃかむに)」とも言いますね。
そしてムニは、サンスクリット語で聖者という意味です。

お釈迦様のような聖者が欠かさずやっていることが「マウナ」、沈黙行です。
ということは、私たちが聖者のようになるために欠かせないことが「マウナ」ですね。

この沈黙行がなぜ重要なのでしょうか。
ヨーガの教えでは、私たちは本当の自分は「ブラフマン(梵)」であり、「空」とされています。
宇宙を生み出した、創造したものが、ブラフマン・空。
ブラフマン・空が宇宙であり、私たち自身。私たちがそれに気づく、いわゆる悟りが、私たちが幸せになる方法を言われています。
私たちの本質はブラフマン・空であり、無限で永遠の存在、実態のない存在です。

こんな無限で実態のない、そんなものは、私たちの頭では理解できず、言葉では表現できないのです。
だから言葉を手放さない限り、私たちの本質であるブラフマン・空には気づくことができません。

だから聖者は、言葉を手放す訓練として、沈黙の行をするのです。
私たちはいきなり聖者のようにはなれませんが、沈黙の行をすることで徐々に目覚め、魂に気づくために必要な訓練とされています。

私が師匠に出会って、師匠のところで数年間通うようになって言われました。
「あなたたちは、ここで瞑想の修行をするのであれば、今後一切、この部屋に入ってきたとき、言葉は必要ありません。おはようも、こんにちはも要りません。お天気の様子も空を見ればわかるので、ここに入ったら一切言葉を発せずにひたすら瞑想をする。そして帰るときも、できれば誰とも口をきかず、そのまま家に帰って瞑想を続けてください。そうするとどんどん心が浄化されて、魂に気づくことができます」

いま思えば、これが「マウナ」、沈黙の行でした。
自分の本質に気づくために必要なことだと、師匠は教えてくれました。

ヨーガの合宿に参加すると、まる1日誰とも口をきかない練習をする日があります。
そうすると、いろいろなことに気付きます。

周りに人がいるにもかかわらずコミュニケーションをしない。そうすると、私たちは喋りたいんだなと気づき,喋るということで無駄なエネルギーを発していたことに気付きます。そして、ついつい周りの人を傷つけていたことにも気付くのです。

みなさんも時々「マウナ」をやってみてはいかがでしょうか?
ぜひ「この日は1日やってみよう!」と決めて1日ほど。
ただ社会生活を営んでいる中ではなかなか難しいので、90分だけでもいいと言われています。それでも難しければ15分でも。
なかなか瞑想が難しい人は、日常生活をしながらマウナを取り入れてみてください。

「マウナ」沈黙の行によって心を穏やかにし、自分の本質に気づく。
幸せになるレシピの一つとして覚えていてください。

今日もお読みいただきありがとうございました!

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